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ボトックス注射

ボトックス(ボツリヌストキシン)とは

ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌が産生するタンパク複合体のことです。A〜Gの7型が存在し、このうちA型ボツリヌストキシンを医療用に製剤化したものが「ボトックス」で、その名称はアラガン社が製造している製剤の商品名です。
ボトックス(ボツリヌストキシン)は、神経筋接合部でのアセチルコリン作動性の神経伝達を阻害することで筋弛緩作用を発揮します。
数ヶ月の経過でボトックスの作用を受けた神経終末の機能が回復するため、その効果は可逆的であり、定期的(3〜6ヶ月程度)に注射する必要がある反面、安全性が高い治療法となっています

適応

顎関節症(エラボトックス)

顎関節症は、食いしばりが主な原因とされており、めまいや頭痛、肩こり等の症状を伴うこともあります。慢性化すると、睡眠障害や全身倦怠感を引き起こし、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
咬筋にボトックスを注射することで、過剰な筋緊張を緩和し、食いしばりを抑制します。
また、咬筋はエラの出っ張りの原因ともなっており、顎関節症の治療が進むと、エラが痩せて小さくなるため、エラボトックスと呼ばれることもあります。
なお、咬筋にボトックスを注入することで得られるエラ縮小効果は、施術後3〜4週程度から現れます。整容的な小顔効果を期待する場合は、エラボトックスを繰り返し行う必要があります。

肩こり(肩ボトックス)

肩こりは、長時間のデスクワークや不良姿勢による過度の筋緊張が原因となって生じます。特にこりの強い部位では、局所の虚血に伴う酸素欠乏により発痛物質が蓄積し、更なる筋緊張をきたして結節状に触知されることもあります。
この結節部(トリガーポイント)や、肩こりの原因となる主要な筋である僧帽筋にボトックスを作用させることで、長期的な治療効果が期待できます。
また、僧帽筋の緊張が緩和されると、肩の盛り上がりが小さくなるため、整容面にも変化が現れます。

多汗症(脇ボトックス)

ボトックスは、神経筋接合部だけではなく、交感神経から汗腺へのアセチルコリン放出を抑制することで、汗腺からの発汗を抑えることができます。
脇ボトックス後、3日〜1週間で制汗作用が出始め、およそ半年間持続します。(施術後、3〜4ヶ月頃から徐々に発汗が戻り始めます)
脇ボトックスは、その効果の高さから、施術満足度の高い治療とされています。
なお、注入の際は、必要に応じて麻酔クリームを使用します。

美容ボトックス(しわ治療、エラ治療、小顔治療、美脚治療)

表情筋を弛緩させることで、おでこや眉間、目尻などの表情じわを改善します。また、拮抗した筋のバランスを変えることで、口角を上げることも可能です。
エラボトックスでは、咬筋の収縮(盛り上がり)を抑制することで、フェイスラインのエラの部分を小さく見せることができ、繰り返し行うことで咬筋そのものが痩せて、小顔効果が得られます。ただし、骨格そのものによる出っ張りに対しては、エラボトックスで十分な効果が得られないことがあります。
ふくらはぎへの注入(脚ボトックス)では、下腿三頭筋の膨らみを軽減し、美脚効果を発揮します。(ただし、下腿三頭筋は膝関節の屈曲や、足関節の底屈動作に関わっているため、筋肉の状態によっては施術を受けられない場合があります)

料金

  • 同日2部位:10%OFF、3部位以上:20%OFF
  • タッチアップ(追加ボトックス注入):3週間以内 1単位800円(税込880円)
    ※以後は1単位1500円(税込1650円)

当院のこだわり

採用製剤について

ボツリヌストキシン製剤は、各国複数社から製造販売されていますが、米国アラガン社のボトックスビスタ(BOTOX VISTA®︎)が世界のトップシェアかつ、本邦唯一の厚生労働省承認製剤となっています。
ボツリヌストキシンは温度変化や衝撃に弱いため、院内保存時のみならず製造から輸送までの間も厳格な管理が求められます。
当院では、臨床実績と安全性、品質管理体制の観点から、廉価なボツリヌストキシン製剤は採用せず、アラガン社のボトックスビスタのみを使用しています。

院内適正使用の徹底

当院では、温度管理を厳格に行なっており、不適切に管理されたものや使用期限の切れたものは廃棄処分しています。
また、メーカー推奨の希釈濃度での使用、推奨単位数(必要に応じて加減はします)での使用を徹底しています。
ボトックスビスタ以外の製剤を併用したり、混ぜたりすることはありません。

注射手技に関して

当院では注射治療を専門としており、多い日には100回以上の注射手技を行っています。特に頭頚部・顔面領域の神経ブロックに際しては、エコーを使用して筋層の厚みや血管・神経の走行を日常的に観察しており、注射時の針先の感覚を視覚的に確認しています。
ボトックス注射では、注入する部位や深さが重要となるため、解剖学的知識の豊富な医師が注射を行っています。また、当院院長はボトックス施注医師としてアラガン社から認定を受けていますので、安心してご相談ください。

症状に対しては確実な効果を、整容面に対しては自然な仕上がりを

顎関節症や肩こりに対しては、弊害が出ない範囲で効果を優先して注射を行います。
美容目的の注入では、表情の乏しい不自然な顔(いわゆるボトックスを効かせすぎた顔)にならないよう、各々の筋のバランスを考えながら注射を行います。
注入量が不十分であればフォロー診察時にタッチアップ(追加でのボトックス注入)することをお勧めしています。

施術概要

施術時間 5〜10分程度
痛み 極細の注射針を使用するため、刺激は少ないですが、痛みが心配な方には表面麻酔(別料金)を使用します。
(脇ボトックスは麻酔代込み)
腫れ、出血 目立つような腫れはありません。
針を使用しますので、内出血が起こる場合があります。
通常、1〜2週間で消退します。
入浴 当日から可能
メイク 当日から可能

リスク

  • 注射部位の内出血を起こすことがあります。
  • 眼瞼挙筋にボトックスが浸潤した場合、眼瞼下垂が生じることがあります。
  • 眼瞼下垂を合併している場合、顕在化することがあります。
  • 眉間単独でボトックス注射を行った場合や、前頭筋への効果が偏って作用した場合、眉毛が吊り上がることがあります。
  • エラボトックス注射後は、しばらくの間、顎のだるさを感じることがあります。
  • 多汗症ボトックスでは、代償性発汗が起こることがあります。
  • 頻回、多量の注入で、ごくまれに耐性が生じることがあります。

禁忌

以下に該当する方は、ボトックス注射を受けて頂くことができませんので、ご了承ください。

  • 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方、妊娠予定の方、授乳中の方
  • ボトックス注射でアレルギー反応を起こしたことのある方
  • 筋力低下をきたす神経・筋疾患のある方

ボトックス注射後の注意点

  • 当日は、スポーツ、長時間の入浴、マッサージ等は控えて下さい。
  • ボトックスが失活してしまう恐れがあるため、注射後2週間程度は熱を加えるような施術(レーザー、IPL、RF、脱毛など)は控えて下さい。
  • ボトックス注射後72時間は献血ができません。

FAQ

効果はすぐに現れますか?
ボトックスの筋弛緩効果および脇ボトックスの制汗効果は、2〜3日後から徐々に発現します。
エラボトックスの小顔効果は、3〜4週間後から確認できます。
効果はどのくらい持続しますか?
筋弛緩作用は、およそ3ヶ月〜半年程度持続します。
脇ボトックスの制汗作用は、緩やかに戻るため、半年近くは快適に過ごせる方が多いです。
エラボトックスで小顔効果を期待する場合は、5〜6ヶ月おきに繰り返すことで咬筋が目立たなくなります。
注射の痛みはありますか?
極細の針を使用するため、採血時ほどの穿刺痛ではありませんが、注射の痛みを伴います。注射の痛みが苦手な方や、脇ボトックスを受けられる方には麻酔クリームを使用することも可能です。
ダウンタイムはありますか?
腫れや傷痕などのダウンタイムはありませんが、注射部位に皮下出血を起こすことがあります。
メイクは落とさないといけませんか?
メイクを落とす必要はありません。
注射後、メイクはできますか?
注射当日は、注射した部位を避けてメイクを行なって下さい。
顔のしわをとりたいのですが、ボトックスとヒアルロン酸の違いは何ですか?
ボトックスは、目的とする表情筋の動きを抑制することで表情じわを抑えます。
ヒアルロン酸は、深く刻まれたしわや、たるみによって生じたしわ、加齢に伴うしわ(皮下組織の退行によって生じたしわ)に充填することで、しわを抑えます。その他、くぼみを埋めて輪郭を整えたり、たるんだ皮膚をリフトアップさせるためにも使用します。
美容ヒアルロン酸注入もやっていますか?
当院では行なっておりません。
ヒアルロン酸注入については、解剖学的知識や注射技術だけでなく、使用するヒアルロン酸の特性や、注入後のなじみ方、組織の加齢性変化など、多岐にわたる知識と経験が必要となります。
仕上がりを求めた場合、美容領域の中でも術者の技術が必要となるため、信頼できる医師をご紹介しています。