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病態に合わせた腰痛治療を

腰痛とは

腰痛とは文字通り、腰の痛みです。これは当たり前のようですが意外と重要です。
たとえば、「腰痛治療には〇〇!」のように、腰痛治療という言葉を前面に出した表現が多いと思います。(もしかすると当院のホームページでも、場合によってはそのように表示されることがあるかもしれません。)しかし、腰痛とひとことに言っても、その原因はさまざまなのです。
筋肉や筋膜に起因するものや、関節の炎症によるもの、骨に原因があるものや、神経の障害が起こっているもの、悪性腫瘍や内臓疾患に伴う腰痛まで、、、
障害を受けている部位や原因によって、さらに細かく病態は分けられています。

繰り返しになりますが、腰痛とは腰が痛いという症状の名前です。つまり、腰痛というのは厳密には病名ではありません。
しかし、大多数の腰痛は原因が特定されないために、腰痛症などと表現し、それ自体を病名のように取り扱っているのです。

腰痛治療を一括りにしてはいけない

では、腰痛治療はどうすればよいか?
少なくとも腰痛治療として1種類の治療に繋げることは危険です。(腰痛には〇〇薬!、腰痛には〇〇療法!、腰痛には〇〇体操!など)

前述のとおり、腰痛の原因はさまざまですので、それぞれの病態に合わせた治療が必要になります。
たとえば腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による腰痛では、体表からの浅い部分の処置を行っても直接的な効果はありませんし、痛み止めも一般的な鎮痛薬では効果がありません。(神経が障害されておこる痛みなので、神経にアプローチするような治療が必要となります。)
また、その腰痛が感染症や悪性腫瘍による痛みだった場合、マッサージや体操をしても治らないばかりか、治療が遅れて大変なことにもなりかねません。
治療のつもりが逆効果になっていることもあります。(たとえば圧迫骨折による腰痛に対して、ストレッチや運動療法は逆効果です。)

このように、腰痛治療は単一のものではないのです。

治療の効果が乏しい場合、病態に合っていないのかもしれません

現在、腰痛治療をうたう民間療法が著しく増えています。結果的に効果があれば良いのですが、症状が長引く場合には、治療法の変更を検討してもいいかもしれません。
特に、坐骨神経痛(太ももの裏や、足先まで響くビリっとした痛みや重だるい痛み)を伴う腰痛では、神経の障害が原因となっている可能性がありますので、早めに専門治療(神経ブロック療法や神経障害性疼痛薬物療法)を受けることをお勧めします。