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腰痛体操で腰痛が治るか?

腰痛体操の意義

「腰痛体操した方がいいですか?」という質問を、よく受けます。

これに対しては、いい場合もあるし悪い場合もある。というのが正しい答えになります。
こう書くと少し無責任な感じがするかもしれませんので、もう少し詳しく説明します。

痛みの強い時期や違和感のある時には、筋肉や骨、神経に炎症が起こっている可能性があり、腰痛体操をすることで炎症を増悪させてしまう恐れがありますので、腰痛体操は控えた方が無難です。
反対に、慢性的な腰痛。いわゆる腰痛持ちの方は、柔軟性を高め、体幹を鍛えることで痛みが出にくくなりますので、腰痛体操が有効な場合があります。

腰痛体操の目的は、日頃の体幹・下肢の強化による腰痛の予防です。
腰痛の予防であって、治療ではないのです。(器質的な原因のない非特異的慢性腰痛には有効な場合があります。)

テレビや本で見かけるような、「腰痛体操で腰痛が治った!」は、とてもキャッチーではありますが、必ずしも全員に当てはまるものではなく、場合によっては悪化することがあります。

坐骨神経痛を伴う腰痛の場合は注意が必要

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などによって起こる下肢の痛みです。
多くは、腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎや足先にかけてしびれたような痛みが生じます。
重症の場合は、歩行困難となったり、動けないほどの痛みが出たりします。

もちろん、重症例では腰痛体操で治そう!ということにはなりにくいと思いますが、軽症例こそ注意が必要です。
腰痛を治すために腰痛体操していたはずが、腰痛を悪化させることにもなりかねません。

腰痛体操は、あくまでも腰痛予防と考えた方が無難です。

腰痛は専門の医療機関で診てもらいましょう

腰痛には様々な原因があります。
みんながやってる治療が、ご自身の症状に当てはまるとは限りません。
腰痛体操に限らず、世間には種々の腰痛治療があふれています。長引く腰痛や、坐骨神経痛を伴う場合には、専門の医療機関で検査、治療を受けることが重要です。

 

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